こんにちは
メンズ専門美容室37.0℃ tida 神保町店のスズキです。
皆さんはヘアカラーしていますか?
今は多くの方が、髪色で印象を変えたい、白髪を目立たなくさせたい、など色々な理由で髪を染めていますよね。
でもカラーリングってカラー剤の種類であったり、色味であったり予備知識なしだと少し難しくて
自分に何が適しているのか・やりたい色味は何系統の色なのか?わからないといった方も多いと思います。
今回はそんな「カラーリング」についてまとめていきます!
カラーリングの種類
一口にカラーリングと言っても
アルカリカラー・酸性カラー・・天然染毛料・塩基性カラーなど様々な種類があります。
l アルカリカラー
出典:napla
いわゆる一般的なカラー剤。
髪の毛のメラニン(色素)を分解・色素を脱色しつつ色味を入れていくので、発色がよく、色持ちも良いカラー剤です。
ただ、髪のダメージも出やすく、時間の経過で色味が抜けてきた時に明るめになりやすいといった特徴もあります。
ファッションカラーも白髪染めも基本的にはアルカリカラーですが
薬剤の脱色力の強さや、色味の配合量などが違ってきます。
l 酸性カラー
出典:napla
ヘアマニキュア。
アルカリカラーがキューティクルを開いて内部から染めるのに対し、酸性カラーはキューティクルの表面に着色していきます。
脱色効果はなく、髪の毛自体の明るさを変える事はできないので、ベースカラーが黒や暗めの場合は色の発色がわかりづらいです。
ブリーチで脱色した髪や白髪を染める場合には、ショッキングピンクやディープブルーなど普通のアルカリカラーでは出せないビビットな色味を出すことが可能なので
幅広く色々なカラーリングを楽しみたい方に人気のカラー剤です。
髪の毛をコーティングしながら染めていくのでダメージはほぼないですが、その分色味が抜けやすいのが特徴でもあります。
l 天然染毛料
ヘナカラーなど。
植物由来の染毛料で、純粋なヘナはオレンジに染まるので、インディゴという植物も混ぜてブラウンなどにしていきます。
脱色作用がないため自毛を明るくすることはできませんが、ダメージがほぼないというメリットがあります。
ただし、100%のヘナカラーだと
・染まりが悪い。
・時間がかかる。
・植物由来のため独特の匂いがある。
などのデメリットもあるので、化学薬品を混ぜて時間短縮・染まりをよくすることもあります。
l 塩基性カラー
出典:napla
塩基性カラーとは今では一般的になってきたカラートリートメントの事です。
酸性カラーであるヘアマニキュアと同様に、髪の内部から染めるのではなく表面で発色させるカラーです。
似ているこの2つのカラーですがヘアマニキュアが健康毛に定着しやすいのに対し、カラートリートメントはダメージ毛に定着しやすいという違いがあります。
なので、白髪染めはヘアマニキュア・ブリーチなどのハイトーン毛に色を入れるならカラートリートメント
というように使い分けるのも良いと思います。
ファッションカラーとグレイカラー(白髪染め)の違い
アルカリカラー剤を使用したファッションカラーとグレイカラー(白髪染め)
どちらもメラニン(色素)を分解・色素を脱色しつつ色味を入れていくということに変わりはありません。
違いを簡単にいうと・・
・ファッションカラーは脱色・鮮やかな発色に優れている。
・グレイカラーは白髪をしっかりと染めるために、染料が濃く配合されている。
グレイカラーには、白髪を他の地毛に合わせるために、ブラウンが多く配合されているので、アッシュなどの寒色系カラーでも赤みが出やすい
といった特徴があります。
また、ファッションカラーは最大14レベルくらいまでトーンアップが可能ですが
グレイカラーの場合、あまり明るすぎると白髪が染まらないので、明るくしつつ白髪も染めるとなると8レベルくらいまでが限界になってきます。
パーソナルカラー
実際にカラーリングをしようと思った時に、どうやってカラーを決めていくか悩みますよね。
自分に似合うカラーは?
自分の生まれ持った肌の色や瞳の色などでタイプ別に似合う色を決めていくことができます。
パーソナルカラーといって
[Spring春] [Summer夏] [Autmun秋] [Winter冬]
の上記4つのタイプに分類する事ができます。
[Spring春]
明るめのブラウン・オレンジピンク系などのカラー
[Summer夏]
アッシュブラウン・キャラメルブラウンなどのカラー
[Autmun秋]
マット系ブラウン・カッパーオレンジなどのカラー
[Winter冬]
アッシュブラック・ワインレッド系のカラー
日焼けなどで肌の色味も変わるのでキッチリと分類することはなかなか難しいですが
今ではサイトなどで簡単に診断できるので、自分がだいたいどのグループに属しているのか把握しておくといいと思います。
明度・色味・彩度
カラーリングするにあたって
明度・色味・彩度 この三つの要素が重要になってきます。
l 明度
明度とはそのまま、明るさの事で
髪の明るさを段階的に1〜20までのレベルで表すことが多いです。美容室で染める時にレベルチャート表を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
1→2→3・・19→20といった感じで数字が大きくなればなるほど明るくなっていきます。
•1〜4レベル
ブラックです。
日本人の一般的な地毛の明るさは3〜4レベルと言われているので、1〜2レベルだと真っ黒ですね。
•5〜7レベル
ダークブラウンです。
5レベルでしたら黒に近い茶色、6レベルくらいから光に当たった時などに明るさを感じられるレベルです。
職場でも7レベルまでのカラーはOKというところも多いと聞きます。
•8〜10レベル
ライトブラウンです。
このレベルになると赤みに若干、黄色味が加わってオレンジっぽさが出てきます。
•11〜14レベル
ハイトーンです。
黄色味が強く出てくる場合が多く、オレンジっぽさがより強まります。
普通のアルカリカラー剤では一般的に14レベルまでのトーンアップが限界かもしれません。
•15〜レベル
ここからは普通のアルカリカラーでは難しいので、脱色のみしてくれるブリーチ剤を使用します。
赤みはほとんど抜けて金髪になりますが、髪にかなりのダメージが生じるので注意が必要です。
l 色味
様々な色味がありますが、大きく分けて二つに分類することができます。
「暖色系」と「寒色系」です。
•暖色系
名前が表すように、「暖かみ」のある色で具体的には・・
レッド・オレンジ・ピンク などの赤み系。
日本人は元々「赤味」「黄色味」の色素が強い人が多いので、暖色系のカラーリングは発色しやすく相性はいいです。
暖色系のイメージは
・明るい ・若々しい ・活発 ・ 優しい などで、軽くてツヤ感のあるのも特徴です。
ハイトーンで軽さを出してもいいし、ロートーンで暖色系特有のツヤと深みを出してもいいと思います。
《暖色系カラーチャート》
出典:napla
黒髪を染めた場合 白髪を染めた場合
•寒色系
暖色とは対照的に、「寒さ」をイメージさせる色で具体的には・・
アッシュ・グレージュ・マット などの青み系。
レッド⇔マット・オレンジ⇔アッシュのように暖色の反対色(補色)の関係なので、赤みを抑えたい場合などに有効なカラーです。
寒色系のイメージは
・クール ・大人っぽい ・透明感 ・柔らかい などで、くすんだ感じのあるのも特徴です。
赤みの色素を抑えた外国人風カラーとして、男女問わずに人気のカラーリングです。
《寒色系カラーチャート》
出典:napla
黒髪を染めた場合 白髪を染めた場合
l 彩度
色の発色の鮮やかさ。
明度の低い暗めのカラーリングでも彩度によって、その印象は大きく変わっていきます。
出典:beauty-box
一見すると暗めのカラーリング(6〜7トーン)ですが、一度ハイトーンに上げてからダブルカラーでトーンダウンさせることで
明度が低くても、鮮やかな色味を出すことができます。
カラーリングで簡単イメージチェンジ
今までカラーリングをしたことがある人も、したことがない人も
髪色を少し変えるだけで簡単にイメージチェンジできるので、印象を変えたい人にはオススメです。
社会人の方でも6トーン以下の「暗髪カラー」なら気軽に取り入れやすいのではないでしょうか?
自分に似合うカラーを見つけて楽しみましょう。